村長日記
田植え
初夏の日差しをいっぱいに受けながら、庭石などの上で、おなかをヒクゝさせ、ちょっとでも人の気配がしようものならチョロゝと茂みや物陰にかくれてしまうのがトカゲ・・・。働き者のアリさんは右へ左へと、せっせと食べ物を探し廻り、ときどき前足でとがった口もとを拭ったり触角をさすったりしています。別の作業隊は、盆栽や雑草の新萌芽にアブラ虫を運び育てお尻から出る甘い汁にあずかろうと、こちらも大忙しである。このアブラ虫が群れていると近くには、必ず天敵のテントウ虫が控えているのはやはり自然のなせる術なのか?!!春過ぎて夏来たるらし白妙の・・・はこの頃の和歌なのだろうか。遠くでカッコウがが鳴き、テッペンカケタカとホトトギスが天空に舞う初夏の訪れです。
なんといっても初夏の風物詩は田植えでしょう。昔の田植えはカリシキ、畔ケズリ、畔塗り、荒起しと、くれ返し、まぐわによる代かきと、一連の作業もセメント畦畔、トラクター、田植機と大きく様変わりしました。当時は、最も酷な労働の代表で、棚田の畔塗りか、真夏の炎天下の鎌による下刈り・・・あなたはどちらを選びますか?となると、これの判断は難しい。腰の痛さでは畔塗り、限りもなく汗が出るのは下刈りですから・・・。
稲は日本でも最も古い作物の一つで、原産は東南アジアですが、その元来については確かな史実がないといいますが、稲は縄文末期からのものだという説もあるようです。日本の農業上最も重要な作物であることは今も昔も変わりません。稲は自家受精植物で、大きく分けて「もち」、「うるち」に二分され、更に成熟の遅速に上って、早生、中生、晩生に分けられております。
近年、日本の食糧事情は、国際的な需給の遍迫など、かつてない変化が起こっています。輸入が途絶えることで十分な食料が調達できない状況、国は食糧自給率40%を目標にしておりますが、これを割り込んでいます。小麦やトウモロコシが軒並み最高値を更新するなど事情は悪化の一途たどっています。国産品の消費拡大や無駄に食べ物を捨てている消費行政を大きく見直しが必要なようです。
ここで私達は主食に限らず自給できるものは野菜類に格まで、面倒がらずに農地の更なる利活用を考えてみるべきではないかと思います。このことは、なるべく自然のものを食べ健康づくりにも役立つのではないということです。
昔、稲(コメ)は宝だ、宝の草を植えば黄金の花が咲く?というような歌があったような気がしますが・・・。
昔ながらの米植えを行うエコツアー「諸塚でやま学校しよう!」の様子
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